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金属用語・金属組織

●金属用語●

 

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●金属用語●
・焼入性
焼きの入り易さを焼入性と言い、通常、焼きの入る深さをもって比較する。焼入性を定量的に測定する方法には、ジョミニ試験(一端焼入試験)、理想臨界直径(DI)、CCT線図がある。
・質量効果
被熱処理物の大きさ(質量)によって焼入効果の異なる度合いを言う。被熱処理物の大きさによる焼入効果の違いの大きいことを質量効果が大きいと言い、炭素鋼は、一般的に質量効果が大きく、合金鋼は質量効果が小さい。
・残留応力
材料内部に存在する応力を残留応力と言い、鍛造、圧延、曲げ、塑性加工による応力、加熱冷却による膨張、収縮による熱応力、熱処理による組織変化の際発生する変態応力等が有り、溶接、切削加工等でも発生する。残留応力の許容範囲の限界を超えた場合、割れ、変形等としても現れる。
・加工硬化

曲げ加工等での塑性変形で影響を受けた場所の硬さ、強度が増大する現象を言う。切削加工でも生じる。

(例)針金を繰り返し曲げると硬くなる現象。

・経年変化
材料を室温付近に長時間放置すると、材料内部組織がより安定な組織に移行する傾向がある、このとき寸法もしくは形状がわずかに変化する現象を言う。原因としては内部応力(残留応力)がある。
・有効硬化層深さ
浸炭、高周波焼入等の熱処理において、定められた硬さが得られる材料表面からの距離(深さ)を言う。
・脆性(ぜいせい)
塑性変形する能力の小さい性質、すなわちもろさを言う。一般的には衝撃試験値、引張試験の伸び、絞りで評価される。種類としては、低温脆性、青熱脆性、焼戻し脆性等がある。
・変態点
鉄鋼材料を常温から加熱していくと組織変化がおこる、その組織変化を変態と言い、変態する温度を変態点と言う。A1・A2・A3変態点等がある。
・偏析
鉄鋼材料の鋳造段階で起こる不純物、合金成分の部分的な偏りを言う。偏析の程度により様々な悪影響を及ぼす。
・残留オ-ステナイト
焼入された鋼中に存在するオ−ステナイトを言う。サブゼロ処理でマルテンサイト化出来る。機械的性質に悪影響、経年変化の原因ともなる。焼入性の良くない材料ほど発生しやすい。
・ショットブラスト
加工物の表面に硬球を噴射してデスケ-ル、表面清掃等を行う加工。
・機械試験

材料の機械的性質を測定する試験。

引張強さ

引張試験において、引張試験片に引張荷重を加え続けて破断した時の最大荷重を言う。

耐力(降伏点)

弾性変形の限界数値を言う。耐力を超えるような力を与えると塑性変形する。

伸び(降伏点)

引張試験において、試験前の試験片の標点間の長さ(標点距離)と試験後の標点間の長さを除した百分率。

絞り

引張試験において試験片の破断後の最小断面積と原断面積で除した百分率。

衝撃(シャルピ-試験)

靭性又は脆性を調べるための試験。衝撃試験において試験片に衝撃荷重を加えて破断し、破断に要したエネルギ-を言う。

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